散歩や旅行するたびに寺社を訪れているので、標題に興味を惹かれた。
この本は、副題にもあるように八幡信仰だけではなく、天神、稲荷、伊勢、出雲、春日、熊野、祇園、諏訪、白山、住吉の11神社について書かれている。
私は、毎年、鶴岡八幡宮に初詣しているが、日本でいちばん多いとは知らなかった。
この本には「全国神社祭祀祭礼総合調査」に基づいた神社ごとの数が記載されている。それに依れば、
1位:八幡 7817社、2位:伊勢 4425社、3位:天神 3953社、4位:稲荷 2970社、5位:熊野 2693社
6位:諏訪 2616社、7位:祇園 2299社、8位:白山 1893社、9位:日吉 1724社、10位:山神 1571社
らしい。
ところで、”なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか”。
日本の神々には3種類の出自があるという。
一つは、神話に根ざした神々。「古事記」や「日本書紀」に登場する神々である
一つは、記紀神話には登場せず、歴史が信仰するなかで、新たに祀られるようになった神々。渡来人が祀るようになった外来の神、突然出現した神々である
一つは、人を神として祀ったものである。天皇や軍人や祀ったものなどがある
八幡神は日本神話の中に全く登場しない。八幡のことが最初に文献に登場するのは天平9年(737年)。「続日本紀」に書かれているらしい。
八幡信仰が広がったのは、応神天皇と習合したことが大きくものをいった。それによって八幡神は天照大御神に次ぐ皇祖神として位置づけられるようになったからとある。さらに藤原広嗣の反乱を起こしたときの宇佐八幡宮への戦勝祈願、大仏建立のときの(宇佐から)上京(手向山八幡宮の創建)で決定的になったようである。
この本は決して読みやすい本ではない。出てくる神々の名前が難しく、頭に入らないからである。できるならば、手元において何度も読む直すのが望ましいだろう。
















